毛糸の毛には羊毛と獣毛がありますが、なぜ羊の毛だけ「羊毛」でそれ以外の動物の毛は「獣毛」と呼ばれるのでしょうか。
それは、この2つに様々な違いがあることが理由です。
組織構造の違い
羊毛は、クリンプと呼ばれる縮れた繊維が集まってできています。
縮れが多いと空気を多く含むことができるので保温力があり、伸縮性も優れているのです。
一方、獣毛はクリンプがほとんどありません。クリンプがなく繊維がまっすぐなほど伸縮性がないため、型崩れしにくく肌触りも良いのが特徴です。
スケールの違い
人間の髪の毛はキューティクルというウロコ状の鱗片でおおわれていますが、羊毛の表面もスケールというウロコ状の鱗片でおおわれています。これは綿や麻など他の天然繊維には見られない、羊毛ならではの特徴です。
このスケールがあるおかげで繊維と繊維が絡み合い、すべり抜けることがありません。獣毛にもスケールはありますが、羊毛に比べてほとんど見られず、あってもより羊毛より平滑です。
これにより、獣毛ならではの光沢感とソフトな手触りが生まれています。
毛髄の有無の違い
羊毛にはほとんど毛髄がないのに対して、獣毛は毛髄を持つものもあります。
特に、冬の寒さが厳しいモンゴルに生息するふたこぶらくだの毛は、寒さに耐え抜くために毛髄が非常に発達しています。
毛髄があることで弾力性に富み、形態変化を保つためしわや型崩れがしにくくなります。また、毛の中にたくさんの空気を含むため、優れた保湿性を備えているのです。
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